シングルマスター　マルチマスター方式

前提知識
・CAN通信

■マルチマスター方式
ネットワーク内の通信開始タイミングにおいてノード間の優劣がない方式で、最初に送信を開始したノードが送信権を得る事ができます。CAN通信がこの方式をとっております。 同時に複数のノードが送信しようとした場合、衝突回避する方法が必要になり、CSMA/CA方式 (Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance：搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式) 等が用いられます。

CSMA/CA方式は、他ノードが通信を行っていたら乱数時間の待ち時間を設定して、待ち時間終了後に再度通信を行う方式です。


■シングルマスター方式
ネットワーク内の1つのノードがマスターとなり、他ノード(スレーブ)の通信タイミングをコントロールします。マスターが要求するまではスレーブは信号を送信しません。 マスター・スレーブ方式ともいいます。LIN通信がこの方式をとっております。

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