PLC (電力線通信)の仕組み, 重畳回路



通信技術

公開日:2023/8/17        

前提知識


■PLC通信とは

PLC (Power Line Communications)とは電力線通信といい、電力線を通信回路として使用する通信方式です。 通信回路や映像伝送用ケーブル等に電源も兼ねて伝送させることを電源重畳といいます。

電源重畳回路は以下のとおり。電源ライン部分にコイルを設置することで高周波成分の通信成分を除去し、 通信ラインにコンデンサを設置することで低周波成分の電源成分を除去することで、二つの異なる性質の信号成分をうまく切り分けることができます。


■PLCのメリット/デメリット

PLCのメリットは、通信回路と電源のケーブルを使う事でコストを安くすることができます。 デメリットは、ノイズの影響を受けやすいため高速通信には向いていないということです。 低速通信で十分な場合はPLCのメリットが活かせます。

■PLCの用途

PLCは高速通信が不得意なためネットワーク通信等には向いておらず、一般にはあまり普及していませんが、 電気自動車の充電器にはPLCが多く使用されております。









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